局所治療/IVR部

がんに対して、開腹手術や全身麻酔などを用いずに、主にX線透視、CT、MRIなど画像を見ながら細いカテーテルや針を挿入して行う低侵襲治療です。インターベンショナルラジオロジー(IVR, 画像ガイド下治療)に相当します。

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当院では、現在、数々のがんに対して、以下のがん局所治療を行っています。

● 血管内カテーテル治療

・TAE:動脈塞栓術

カテーテルを通じて、腫瘍の栄養動脈を閉塞させることにより、腫瘍からの出血を止めたり、がんを壊死に陥らせます。

<主な対象疾患> 肝臓癌、腎癌、膀胱癌、前立腺、耳鼻科領域の腫瘍、肺癌、子宮癌、骨腫瘍、軟部腫瘍、リンパ節転移
        (良性腫瘍:腎血管筋脂肪腫、肝嚢胞、子宮筋腫にも適応があります)

血管内カテーテル治療

・TACE:動脈化学塞栓術と動注療法

カテーテルを通じて、抗がん剤を付けた塞栓物質を腫瘍内や栄養する動脈へ注入したり、抗がん剤を直接動脈へ注入することにより、がんを壊死に陥らせます。全身投与と比較して副作用は軽減されます。

<主な対象疾患> 耳鼻科領域の腫瘍:上顎洞癌、喉頭・咽頭癌、肺癌、肝臓癌:原発、転移、膀胱癌、骨腫瘍、軟部腫瘍、子宮癌
 

・血管形成術

がんによって、主幹静脈が閉塞や狭窄した場合、カテーテルを通じて、ステントという医療機器を挿入することにより、静脈の流れを改善させ、症状緩和が得られます。

<主な対象疾患> がんによる上大静脈や下大静脈の閉塞・狭窄

● 経皮的ラジオ波治療 (RF)

CTや超音波の画像を見ながら、細い針をがんに刺して、癌の局所に約60度の熱を加えて、がんを壊死に陥らせます。

<主な対象疾患> 肝臓癌:原発、転移

経皮的ラジオ波治療 (RF)

● 凍結療法

皮膚を大きく切ることなく、CTの画像を見ながら、局所麻酔下で細い針を癌に刺して、がんの局所をマイナス40度に凍結させて壊死させる局所治療です。低侵襲な治療のため、短期入院、早期社会復帰が可能です。

<主な対象疾患> 小径腎がん

凍結療法前のCT、凍結療法中のCT
> 小径腎がんに対する凍結療法については詳しくはこちらをご覧下さい。

● リザーバー留置

高濃度の抗がん剤を注入するための小さな器具を、主に前胸部の皮下に埋め込みます。
これにより、前腕の静脈などからの頻回の点滴が回避でき、外来で抗がん剤治療が行えます。

経皮的ラジオ波治療 (RF)
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