病院紹介

2.ドクターカー要請から出動までに要した時間

項目の解説

ドクターカーとは、現場に医師・看護師を派遣し、消防本部と協力して病院前から診療を開始するシステムです。当院は平成23年9月に湖南広域消防局と協定を締結し、滋賀県では初めての試みとなるドクターカーの運用を開始しました。
心肺停止患者の蘇生率の向上、重症外傷患者の救命率向上、重症患者の後遺症の軽減などを目的としており、現場到着までの時間は大きな要因の一つとなります。


この指標は、要請から出動までの運用システムがうまく機能しているかをみる指標となります。

 

定義・計測方法

※出動前キャンセルとなった事例を除く

 

年次推移

 

 

 




平成29年度のドクターカー要請から出動までの時間は、1.33分という結果でした。大きな変動なく出動ができています。ドクターカーは、一般市民からの要請は受け付けておらず、消防や開業医の医師が要請します。

グラフ1は、運用開始から平成30年3月までのドクターカーの要請事由をまとめたものですが、「意識消失・障害」が一番多く27.7%、その次に「痙攣発作」が17.8% で、その約7割が「小児の痙攣発作」となっています。小児の症例では、小児救急部門の医師と当院の小児科の医師が協力し、小児の病院前診療を積極的に行っています。

グラフ2は、ドクターカーでの患者搬送先別の割合です。当院へ搬送される割合は、ここ2年は約6割で推移していました。残りの約4割は、患者さんのかかりつけであるとか、地域的に当院へ搬送するよりも直近の医療機関へ搬送したほうがよいという医師の判断などの理由で他院へ搬送されています。

ドクターカーによる病院前診療は、湖南地域の唯一の3次救命救急センターである当院に課せられた使命であると考えています。今後も一人でも多くの重症患者さんを救命するために、取り組んでいきたいと思います。