病院紹介

1.糖尿病患者さんの血糖コントロール(HbA1c)

項目の解説

HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)は、過去2~3ヶ月間の血糖値のコントロール状態を示す指標で、正常値は5.8%以下とされています。

 

糖尿病患者さんの血糖コントロールは、HbA1c7.0%未満であれば「可」、6.5%未満であれば「良好」とされ、合併症を予防するために「良好」を維持することが推奨されています。

 

HbA1cが7.0%あるいは6.5%未満にコントロールされている患者さんの割合を調べることは、糖尿病診療の質を知るうえでも重要な指標であると考えます。

 

 

定義・計測方法

※1 ・内科系医師が診察した患者さんのみを対象

    ・対象期間は4月~7月の4ヶ月間

※2 ・HbA1cの値は対象期間の直近の値

 

年度推移

参考値

出典 :社団法人日本病院会 平成28年度医療の質評価・公表等推進事業結果報告
            No.7 糖尿病患者の血糖コントロール
            分子:HbA1c(NGSP)の最終値が7.0%未満の外来患者数
            分母:糖尿病の薬物治療を施行されている外来患者数
            (過去1年間に該当治療薬が外来で合計90日以上処方されている患者)
           ※ 運動療法または食事療法のみの糖尿病患者を除く。
           ※ 過去4回全てのデータ提出を行った施設の平均値

 

 

当院における2017年の血糖コントロール「可(HbA1c)」の割合は62.0%と前年の46.7%から上昇していました。HbA1c平均値も、7.07%から6.86%と改善傾向にありました。

当院では、糖尿病地域連携運用チームが中心となり、糖尿病患者さんの療養に関する取り組みを行っています。平成26年4月より常勤の日本糖尿病学会専門医が着任し、現在専門医は3名在籍しています。また、糖尿病看護認定看護師が1名、更に、日本糖尿病療養指導士(CDEJ)(※1)が10名、地域糖尿病指導士(※2)が4名在籍しており、様々な職種が日々研鑽を重ね、患者さんの糖尿病セルフケアを熱心に支援しています。

今後も積極的な予防介入治療を実施していきます。

※1) 日本糖尿病療養指導士(CDEJ)とは、高度で幅広い専門知識をもち、糖尿病治療にもっとも大切な自己管理(療養)を患者さんに指導する医療スタッフです。その認定者は、糖尿病の臨床における生活指導のエキスパートであることを意味します。全国19,399名、滋賀県(居住地)では271名の認定者がおり、当院には10名在籍しています。また、看護師、栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士の全ての職種に認定者が在籍している施設も、県内では当院を含め4施設のみです(平成29年6月7日) 。

※2)地域糖尿病指導士(CDEL)それぞれの地域の特性を生かし、各地域で独自に認定制度を設けているもの。糖尿病の地域医療において今後、重要な役割を果たす存在として期待されています(日本糖尿病協会webサイトより)。