病院紹介

4.腹膜透析(PD)を選択した患者割合

項目の解説

腹膜透析は自宅でできる透析療法で、通院は月に1回~2回で済み、患者さんの生活スタイルに合わせた治療内容の調整ができるなど、多くのメリットのある治療法です。しかし、日本では腹膜透析を受けている透析患者さんは全体の5%未満にすぎません。原因の一つとして、実施できる医療機関や腹膜透析に精通した医師や医療スタッフが少ないことが挙げられています。透析治療開始時に腹膜透析を選択された患者割合についてどれくらいの値が適正かは一概には言えませんが、その割合が極端に少なくないことは、透析開始前段階において主治医を含む医療スタッフから患者さんに対して腹膜透析を含めた腎代替療法(血液透析、腹膜透析、移植治療)について、十分な情報提供がなされていることを示す一つの指標といえます。

 

定義・計測方法

 

年次推移

参考値の計算方法

日本透析医学会編「わが国の慢性透析療法の現状(2015年末)」

2015年HD(F)等で新規に透析導入した患者数(37,265人)と2015年PDで新規に透析導入した患者数(2,197人)の合計を2015年新規導入患者総数(39,462人)で割り算出

 

 

治療は、どれが一番かではなく、全ての治療法を患者さんへ情報提供したうえで、治療方法を決定する必要があると考えています。当院では、透析専門医及び専門看護師による透析療法選択外来を実施し、それぞれの治療法について時間をかけて丁寧に説明しています。その結果、透析治療開始時に腹膜透析(PD)を選択された割合は、過去5年間、全国平均を大きく上回っています。