私は、済生会滋賀県病院の近くで生まれ育ちました。家族全員が長い間、済生会でお世話になっており、私自身も幼い頃から身近な存在でした。しかし、幼少のころは特に医療職に就きたいという思いは持っていませんでした。
高校生の頃に、大好きだった幼なじみのおばあさんの在宅介護を一緒にお手伝いしていました。幼なじみのお母さんが看護師さんで、働きながら在宅介護が可能なのだと知りました。訪問の看護師さんや介護士さん、毎日お迎えに来るデイサービスの職員さんの地域での温かいケアと丁寧な対応を間近で見ながら、最期は私もよく知っている開業医さんが来られ、在宅での看取りをご家族と一緒に経験しました。家での最期はご家族とご近所の仲間に囲まれてとても穏やかでした。
この経験をきっかけに、いつか自分も看護師になって家族や大切な人の役に立ちたい、地域の人々の支えになりたいと強く思うようになりました。
上記の経験から入職するのであれば「ゆりかごから介護まで」のスローガンのとおり、トータルで患者さんのケアを行える済生会が良いと思い、家族や周りの勧めもあって済生会の看護学校に入学しました。無事国家試験にも合格し、あこがれの済生会滋賀県病院に入職できました。
現在の仕事内容は?
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患者さん一人ひとりが抱える不安や痛みを理解し、少しでも入院生活を快適に過ごせるよう、温かい笑顔と丁寧な言葉かけを心がけています。また、患者さんだけでなく、ご家族の気持ちにも寄り添い、共に患者さんを支える存在でありたいと思っています。
仕事を続けていくうえで大切にしていることは?チームワークの大切さを日々感じています。同じ病棟の仲間たちと協力し、互いを尊重し合うことで、より良い医療を提供できるよう努めています。
仕事だけでなく、プライベートも充実させることで、仕事に対するモチベーションを維持しています。残業も少なく、早く帰れるので愛犬の散歩が日課です。休日は、友人とカフェ巡り、旅行にコンサートとリフレッシュすることでメリハリのある生活を心がけています。 |
まだ自分に何ができるのか模索中ではありますが、患者さんやご家族の心のケアにより力を入れていきたいと考えています。そのために必要な勉強やいろいろな経験をしていきたいです。