SSH EMCCSaiseikai Shiga Hospital Emergency Medical Care Center
救命救急センター

院内トリアージ

 

 

トリアージシステムについて

当院では、歩いて救命救急センター(以下、センター)を受診された患者さん(Walk-in患者)に対して救急部看護師が「救急トリアージ」を行っています。

 

当院独自に作成したトリアージ表を用いて、緊急性および重症度を判定し、患者さんを「赤」「黄」「緑」のいずれかに選別しています。

この理由は、救急受診される患者さんの中には軽症の方が多く、時間外の緊急性のない多くの軽症患者の診察によって、重症の救急車例の対応に支障をきたすことを防ぐためです。

 

3次救命救急センターである当院は、重症患者は断らないという方針のもと、救急車応需率99%以上を維持しています。

この体制を継続するためにも、歩いて救急受診される患者さんに対するトリアージは欠かせないものと考えています。
以下に判定基準と判定後の対応を示します。

 

 

1. 判定基準

 

:問診の項目、バイタル(血圧、脈拍、呼吸状態等)に異常があり、直ぐにセンターでの診療が必要と判断した患者さん。

:緊急性はないが患者さんの訴えがつよく、センターでの診療が必要と判断した患者さん。

:緊急性はなく、重症度も低いと判断された患者さん。

 

 

2. 判定後の対応

 

:直ちに救命救急センター処置室で診療を開始します。救急車で搬入された患者さんと同じ対応となります。

:基本的に救命救急センターで診察を行います。救急車で搬入された患者さんおよび赤と判定された患者さんのあとに診療します。受付から30分以内の診療を目標としていますが、それを超える場合は再度トリアージを行っています。

:救命救急センターでの診察の必要性が低く、メリットがないことを説明させていただいています。基本的に近くの医院・診療所を受診していただくことをお勧めしています。

 

 

サイドナビ