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外来化学療法センター 化学療法委員会・レジメン登録審査委員会 血液内科

 

外来化学療法センター

外来化学療法センター1
外来化学療法センター2

 

平成16年(2004)から外来化学療法センターを開設し、抗がん剤治療を行なっています。抗がん剤治療は、使用方法や副作用の管理が難しいため入院で治療をすることが一般的でしたが、現在では有効で安全性の高い薬剤が開発され、外来で通院しながら抗がん剤治療をすることに移行してきています。

 

外来化学療法センターでは、がん薬物療法専門医、がん化学療法看護認定看護師、がん薬物療法認定薬剤師など、多職種が集まり、専門知識を出し合って、患者さんに安心して治療を受けていただけるよう取り組んでいます。在宅で抗がん剤治療に行うことで 不安や疑問、副作用の心配など精神的に不安定になることもあると思います。外来化学療法センターではがんの専門看護師や薬剤師が常時配置されていますのでご相談ください。

 

外来化学療法センターは通院で抗がん剤治療を行う患者さんのために、より快適に、かつ安全に治療を受けていただけるように考え、新病院が開院した平成16年6月より診療を行っています。 治療には主治医の医師からの予約が必要です。お問い合わせは外来化学療法センターまたは地域連携室にまでお気軽にご連絡ください。

 

外来化学療法センターフロア
外来化学療法センター設備

 

① ご利用可能な患者さん

主治医が抗がん剤の静脈点滴や動脈への注入加療が外来で可能であると判断された方。

 

② 外来化学療法センターの場所

3階、内科外来6ブロック・内視鏡センター前です。

 

③ 設備

点滴台・TVを完備した電動リクライニングチェアーとベッドを合計で16台を配置しています。感染予防やプライバシーに配慮し、カーテンで仕切られていますので、安心して快適に治療を受けていただくことができます。治療ベッドを十分に観察できるように、看護師はセンターの中央に配置し、患者さんの安全管理に努めております。

 

④ 担当看護師制

患者さんの状態を十分に把握し、医療を受ける上で、さまざまな問題をお聞きするのに、当院では患者さんに対して一人の看護師が担当する事を原則としています。

 

⑤ 専任薬剤師制

薬剤師の抗がん剤治療の専任者を置き、外来化学療法センターでの抗がん剤治療薬の種類、副作用の種類やその起こる時期などについて詳しく説明させていただきます。また患者さんの服薬記録を管理しており、より安全な治療を受けていただけるように努力しております。

 

 

治療当日の検査・診察・治療について

疾患や病態により若干の違いはあります。詳細は担当医・担当看護師にご相談ください。基本的な治療の流れについてご説明いたします。

 

治療当日に血液検査を必要する場合

  1. 外来化学療法センターで採血を受けてください:検査は予約されています。
  2. 各診療科で主治医の予約診察を受けてください。検査結果を確認し診察の上、主治医が当日の治療を決定します。
  3. 外来化学療法センターにて治療を行います。

治療当日に血液検査をせず、医師の診療予約のない場合には、外来化学療法センターに予約時間に来院してください。

 

外来化学療法センターの役割

現在は高齢化社会を迎えており、がんで死亡される患者さんは増加しています。がん患者さんの治療は今までは長期な入院による治療が行われていました。しかし入院にともなう拘束は生活の質QOLを低下させることにもなりました。さらに入院による経済的負担も切実な問題となっています。特に予後の不良であるがんの場合には、できるだけ継続し治療を行う必要があります、かつ入院期間を短くすることが重要です。

近年、安全性が高く、副作用の少ない薬剤が開発されたことも助けとなり、外来でのがん患者さんの治療は増加してきました。このような背景から、外来で抗がん剤治療を安全に快適に行えるスペースが必要となってきたからです。

 

化学療法 実施件数

外来化学療法実績件数

 

 

入院化学療法実績件数

 

※乳腺外科実績は2021年3月まで(消化器)外科に含まれる

※呼吸器外科は2021年7月より開設

 

化学療法委員会・レジメン登録審査委員会

当院では月1回の化学療法委員会による会議を行い 治療効果の高い標準治療を安全に提供できるように管理しています。また、最新の有効性の確認された治療の審査、登録管理も行っています。当該委員会は、必要に応じて、キャンサーボードと連携協力し検討しています。

 

血液内科

血液内科

当科は、2010年7月より新体制で診療を開始し、栗東・草津・守山・湖南地区の造血器疾患の診療に少しでもお役に立てるよう努力しております。診断後、患者さんの安全のため、初回の化学療法は入院して頂き施行致しますが、2回目以降の治療に関しては、御希望により外来通院治療が可能です。実際に外来で治療されている患者さんは年々増加傾向であり、2014年の実績では40人を越える患者さんに、193コース、のべ400回を越える治療を行わせて頂きました。また、安心して治療をして頂けるように、外来診療は毎日行っており、また緊急の場合にも対応していますので、安心して外来通院治療を行って頂けます。

 

疾患
当科での外来化学療法の主な適応疾患は、悪性リンパ腫、骨髄異形成症候群、多発性骨髄腫です。その他も可能な限りご要望にお応えして外来化学療法を施行致します。

 

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