乳がんになる人が年々増えています。
乳がんは、早期発見・早期治療で治るがんです。
早期発見には、乳がん検診が重要です。
当院では、乳がん検診から診断・治療までをサポートします。
安心して検診を受診して頂けるよう、女性スタッフで乳がん検診を行っています。
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済生会滋賀県病院は、滋賀県にお住まいの方(大津市除く)の乳がん検診指定医療機関です。
※各市クーポン使用可能
マンモグラフィを受けられない方
・妊娠している
・授乳している
・豊胸手術を受けられている
・ペースメーカを入れている
・V-Pシャント、リザーバを入れている
マンモグラフィ検査(40歳代の方は2方向、50歳以上の方は1方向)
各市によって異なります。各市にお問い合わせ下さい。
マンモグラフィを受けられない方
・妊娠している
・授乳している
・豊胸手術を受けられている
・ペースメーカを入れている
・V-Pシャント、リザーバを入れている
プラン名 | 内容 | 価格 |
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Aプラン | マンモグラフィ+乳腺エコー+視触診+結果説明 | ¥11,000(税抜) |
Bプラン | マンモグラフィ+視触診+結果説明 | ¥9,000(税抜) |
Cプラン | 乳腺エコー+視触診+結果説明 | ¥7,000(税抜) |
※平成31年4月よりマンモグラフィ検査を受けられる方はトモシンセシス(3Dマンモグラフィ)撮影をオプションで追加できます!
乳がん検診単独でも、人間ドックに追加オプションとしてでもお受けいただけます。
当院では、多くの企業(健康保険組合)・団体との契約実績があります。
詳細等ご質問がございます場合は、お気軽に健診センターまでお問い合わせください。
X線を使用した、乳房専用装置での検査です。
乳房をX線で透過することにより、腫瘍・石灰化などを描出することが出来ます。
腫瘍や石灰化の形状や分布により、良悪性の判断をすることが出来ます。
圧迫板という板で乳房を強めに押さえるようにし、位置決めをします。
一方の乳房に対し2方向からの撮影を行う場合と、1方向の場合があります。
撮影の範囲は乳房からわきの下を含めた部分です。
マンモグラフィ撮影では乳房を圧迫板でやや強めに押さえ、平たく引き伸ばします。
これは、診断に必要な良い写真を撮るためにとても重要なことです。
乳房は立体的で厚みもあり、そのまま撮影すると乳腺や脂肪、血管などの重なりで、実際に腫瘍があっても写し出されないことがあるからです。
また、このやり方は放射線の被ばく量を少なくする効果もあります。
マンモグラフィはX線検査なので放射線被ばくがありますが、X線量はごくわずかです。
乳房だけの部分的なもので、骨髄などへの影響はなく白血病などが発生する危険はほとんどないと思ってください。
撮影によって早期がんが発見できることのメリットの方がはるかに大きいです。
途中でご気分が悪くなられましたら遠慮なく声をかけてください。
正しい検査を受けるために検査の内容を理解してご協力お願いします。
超音波を用いた検査です。
超音波の反射により、腫瘤の有無・形状などが分かります。
腫瘤の形状や、境界面の状態、血流などにより、良悪性の判断をすることができます。
ベッドに仰向けで、横になってもらい、腕を挙げた状態で検査をおこないます。
検査時には、乳房にゼリーを塗りそこにプローブという機械をあてて検査をおこないます。
痛みなどはありませんが、さまざまな角度から検査をおこないます。
若年者(20代~30代)の方は乳腺量が多く、マンモグラフィでは判別が困難になる場合がありますが、超音波では判別可能な場合が多くなります。
被ばくを伴わない検査です。
乳がん検診では マンモグラフィ(乳房X線検査)と乳腺超音波検査(乳腺エコー検査)はどちらかだけで良いという事はありません。
マンモグラフィ(乳房X線検査)には石灰化という乳がんの初期に特徴的な所見を見つけやすいという特徴があり、乳腺超音波検査(乳腺エコー検査)は小さなしこりを見つけるのに優れています。そのため、同時もしくは交互(隔年)にマンモグラフィ(乳房X線検査)と乳腺超音波検査(乳腺エコー検査)を組み合わせて頂くのがお勧めです。特に20代~40代の若年の方は乳腺濃度の高い場合が多く、マンモグラフィ(乳房X線検査)では小さなしこりが見つけにくい可能性がありますので、乳腺エコーを組み合わせて頂くメリットが大きいと言えます。
また、乳がんリスクの高い方(乳がんや卵巣がんの家族歴がある方等)には、毎年のマンモグラフィ・乳房超音波検査の同時検診をお勧めしています(20代の方はマンモグラフィでの乳がん検診は被ばくによるリスクも考慮する必要があります)。
マンモグラフィ(乳房X線検査)には禁忌事項があります。妊娠中・授乳中・豊胸術後・ペースメーカー留置後・リザーバー留置後等、その場合は乳腺超音波検査(乳腺エコー検査)のみとなります。乳線超音波検査も妊娠中・授乳中の方は、要相談とさせて頂いています。検診時ご相談下さい。
乳がん検診の「要精密検査」という結果は、必ず乳がんであるというものではありません。
マンモグラフィ・乳腺エコー・視触診などでみつかったものが、どのような状態か治療が必要かの精密検査が必要となります。
検診の目標は早期発見です。乳がんも早期に適切な治療を受ければ、治ることができます。
「要精密検査」と判定された場合は、早めに乳腺外来を受診をしてください。
当院で乳がん検診を受けられた方は、電話1本で乳腺外来予約を取ることが出来ます。
その他の検診機関で検診を受けられた方は、当院の地域医療連携課(077-551-1294)で予約をお取りください。
当院では、検診から治療までをサポートします
乳がんの治療について、より詳しい情報は下記「乳腺センター」ページをご覧ください。
> 乳腺センターのページはこちら
トモシンセシス(3Dマンモグラフィ)・乳腺エコー・乳腺MRIなどの画像検査を検査結果に応じて
おこないます。当院では、すべての検査が可能です。
乳腺や脂肪、血管などの重なりで腫瘍が見えにくいところが、トモシンセシスでは、乳房を1㎜ずつスライスした画像として重なりを分けてみることができるので、腫瘍や石灰化の形や分布が分かりやすくなります(図)。
病変部をより詳しく検査する事が可能です。
腫瘍の大きさ・形状・境界面の状態を観察します。
また、病変の血流を計測する「ドップラー」や、硬さを計測する「エラストグラフィ」なども必要に応じて追加検査をし、より詳しく検査することが可能です。
MRI検査とは、強い磁力を利用して画像を撮影する検査です。
乳腺MRIの特徴は以下の通りです。
MRIは質的な診断に優れており、必要に応じて造影剤を使用して検査を行います。
病変部の組織や細胞を採取し、診断する方法です。
画像検査と、組織診断の結果が一致した場合に乳がんの診断が確定されることになります。
当院では、すべての検査が可能です。
「穿刺吸引細胞診」といわれており、超音波で病変部を確認しながら、 細い針を刺し吸引をおこない細胞を採取します。
針は採血の時と同じくらいの太さで、検査後は通常の日常生活が可能です。
「細胞」とは違い、より詳しく「組織」を診断できます。
組織診には以下の2つの方法があります。
▼針生検
超音波で確認しながら組織を採取します。
細胞診よりはやや太めの針を用います。
検査当日は、入浴・アルコール・激しい運動は控えていただきます。
▼マンモトーム生検
自動吸引装置を備えた太めの針で組織を採取します。
超音波・マンモグラフィどちらかで確認をしながら組織を採取します。
より多くの組織を取ることができます。
検査当日は、入浴・アルコール・激しい運動は控えていただきます。
当院では、検診から治療までをサポートします
乳がんの治療について、より詳しい情報は下記「乳腺センター」ページをご覧ください。
> 乳腺センターのページはこちら
定期的な自己検診を続けることで、自分自身の乳房の状態を把握することとができ、異常を早く見つけられるようになります。
※自己検診は月経終了後1週間くらいの間で、乳房の張りや痛みがなくなった状態で行うとより効果的です。
指をそろえて、指の腹で静かに軽く押さえながら、渦巻き状(のの字を書く様に)に丁寧に何回も乳房にしこりがないか調べます。
入浴時は石けんをつけるとすべりがよくなり、調べやすくなります。
乳がん検診で異常なしと言われた場合でも定期的に自分自身の乳房の状態を把握しておくことで、異常を早く見つけられるようになります。
変化や異常を感じた場合には自分自身でがんか否かを判断するのではなく、検査をお受けいただくことをおすすめします。