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大腸がんは、大腸(結腸・直腸・肛門)に発生するがんです。
便が貯留しやすいS状結腸や直腸にがんが発生しやすいといわれています。
この20年で大腸がんによる死亡率は1.5倍に増えています。その原因としては、生活習慣の欧米化が影響していると考えられています。
また、大腸がんの方が家族におられる方は、リスクが増加します。潰瘍性大腸炎を長期間患う事でも大腸がんのリスクを高めます。
生活習慣を改善していくことでがん発生リスクを減らすことはできます。しかし、がんの発生要因のすべては解明されていません。そのため、定期的ながん検診で早期発見を目指しましょう!
大腸がんは、食事や運動など日常の生活習慣で大きく危険度が変化します。
大腸がんに罹患する人(かかる人)は増加しており、わが国のがんによる死亡原因の上位に位置しています。大腸がん検診(便潜血検査)は「死亡減少させることが科学的に証明された」有効な検診です。早期発見、治療で大切な命を守るために、40歳以上の方は毎年定期的に検診を受診し、「便潜血陽性」という結果を受け取った場合には必ず精密検査を受けるようにしてください。
便に混じった血液を検出する検査です。ご家庭で2日分の便を採取します。がんやポリープなどの大腸疾患があると大腸内に出血することがあり、その血液を検出することが目的です(血液の量は通常は微量で、目には見えません)。
大腸がんがあっても症状が出ないことはよくあります。
「症状がないから大丈夫」などと自己判断せず、必ず精密検査を受けてください。
大腸がんがあっても便潜血検査が毎回陽性になるわけではないので、2回のうち1回でも陽性の反応が出たら、必ず精密検査を受けてください。
下剤で大腸を空にした後に、肛門から内視鏡を挿入して大腸を撮影し、がんやポリープなどがないか調べます。必要に応じて組織を採取し悪性かどうか診断します。大腸の奥まで観察することが困難な場合もあり、その場合は他の検査方法が用いられることがあります。
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