当院は国や県より、地域の「三次救命救急センター」に指定されており、救急車で運ばれる患者さん、緊急に入院が必要な患者さん、他の医療機関からのご紹介で手術や精密な検査を行う患者さんが多数来られます。
このような急性期治療を要する患者さんを迅速に受け入れ、緊急かつ集中的な治療を行うために、日頃から空きベッドを準備しなければなりません。このため、急性期の症状が落ち着いた患者さんには、ご自宅や地域の医療機関などで療養を継続していただき、新たに急性期治療が必要な患者さんに入院していただく方針としています。
患者さんの症状が安定するまでは、集中的な治療や処置を行います。
その後、状態が安定し、急性期の治療が終了する時期が判明した段階で、主治医より退院可能であることについて説明があります。この時期をめどに当院での入院治療については終了となりますので、ご了承下さいます様よろしくお願いいたします。
その後は、ご自宅または当院以外の病院などで療養を継続して頂くことになります。
当院での急性期治療の後、さらにリハビリテーションなど治療や療養が必要な場合は、患者さんの状態にあわせて、「回復期リハビリテーション病棟」「療養病棟」などを有する病院に転院して頂くことになります。
これらの病院は、急性期治療後の療養について、それぞれ専門性が高い病院ですので、当院退院後の療養の継続について効果的です。
また、ご自宅にて療養を継続される方で介護が必要な患者さんには、介護保険サービスなど在宅療養に係わるとの連携を、また、在宅でのかかりつけ医や訪問診療を必要とされる場合などはお近くの医院へのご紹介などさせていただきます。
ご家族の皆さんが不安を抱かれないよう、スムーズに転院や在宅退院していただくために、入院直後より専門性の高いスタッフが支援させていいただきます。