人工膝関節全置換術とは、変形性膝関節症や関節リウマチなどによって摩耗して傷み変形した膝関節表面を取り除き、人工関節に置き換える手術です。
手術後は、積極的に離床し血栓などの合併症予防しながら日常生活活動(ADL)の獲得を図るために、リハビリテーションを行います。
術後翌日などの早期にリハビリテーション開始した場合とそれよりも1~2日遅れて開始した場合を比較すると、回復のスピードが異なりトイレまでの歩行ができるなどのADL獲得までの期間に差がでることが分かっており、できるだけ早くリハビリテーションを開始することは非常に有用です。
当院の2020年度の手術日から4日以内のリハビリ開始率は100%でした。
当院では、平成25年4月より土曜日や3連休となる月曜祝日もリハビリを開始し、リハビリ提供体制をさらに強化しました。
また、手術後にスムーズに関われるよう手術前から主治医と手術のカンファレンスを行い、手術翌日より積極的なリハビリテーションを行っています。
今後も、多職種と情報共有を図ることで早期介入に努めていきたいと思います。