病院紹介

2.がん患者リハビリテーション件数

項目の解説

近年、我が国では高齢化に伴い、2008年に新たにがんに罹患した人の数は749,767人で、2012年がん死亡総数は361,963人と、がん患者数は増加しています。しかし、早期診断・治療など医療技術の進歩もあり、がんの死亡率は年々減少傾向にあります。


がん治療を終えた、あるいは治療を受けつつあるがん生存者は1999年には298万人でありましたが、2015年には533万人に達すると予測されています。がんが“不治の病“であった時代から、”がんと共存“する時代になりました。


近年では、がん自体に対する治療のみならず、症状緩和や心理・身体面からのケアから療養支援、復職などの社会的支援の重要性が指摘されています。この新しいがんと共存する時代の医療のあり方として、特にリハビリテーションの必要性が強調されています。


がんに罹患すると日常生活動作(Activities of daily living:ADL)に制限を生じ、生活の質(Quality of life: QOL ) を低下させてしまいます。がんのリハビリでは、これらの問題に対して、二次障害を予防し、機能や生活能力の維持改善を図ることを目的としています。

 

文責 重松 忠

 

定義・計測方法

※ 当該年度中の複数回の入院で当該リハビリテーションを実施している患者は、その入院ごとに「1」とカウントしている。

 

 

 

 

年推移

 

 

当院では平成25年3月よりがん患者リハビリテーションを行っています。

現在、医師6名、看護師7名、理学療法士(PT)12名、作業療法士(OT)6名、言語聴覚士(ST)2名が、がん患者リハビリテーション研修を終了し、がんリハビリを行っています。

リハビリテーション科では 医師、看護師、薬剤師、管理栄養士と連携し、患者さんの情報共有を行い、 がん患者さんのリハビリテーションに関わっております。さらに27年4月からがん診療支援センターと連携して情報共有を行い、 がん治療前から予防的にがんリハビリを行っており、がんリハビリの必要性の認識が高まり、平成28年度の患者数は791人と年々増加しています。 またがんリハ算定できないがん患者さんへの介入も行っております。

院内研修会や近隣施設との連携を行い、がんリハビリの必要性を強調し、がん患者さんに高い生活の質(QOL)を提供できるように努力していきます。

文責          リハビリテーション技術科 がんリハビリチーム