病院紹介

2.PCI(経皮的冠動脈インターベンション)初期成功率

項目の解説

PCI(percutaneous coronary intervention:経皮的冠動脈インターベンション)とは、冠動脈疾患に対するカテーテル治療のことです。

 

初期成功とは、大きな合併症なく冠動脈の狭窄を拡張することができたという意味で、PCIの手技に関する指標となります。初期成功率を高めるためには、術者の技術と経験だけでなく、チームとしての総合力が必要となります。

 

定義・計測方法

 

年推移

 

 

 

 

当院では、2018年度に313人の患者さんに対して、PCI(経皮的冠インターベンション)治療を行いました。

近年では治療器具の発達が進んでいることもあり、2018年度では、96.5%と高い数値を得ることができるようになりました。なお、初期成功が得られなかった症例は、慢性的に完全閉塞していた病変でした。次に、合併症についてですが、PCI中に急に冠動脈が閉塞して急性心筋梗塞を発症したり、緊急手術が必要になったり、最悪のケースでは死亡したりすることをMACE(major adversed cardiac events:重大心血管事故)と言います。2018年度に当院でMACEを発症したのは3例でした(グラフ1)。

当院は、2017(H29)年度に日本心血管インターベンション治療学会認定医・専門医が赴任し、より複雑な病変を持つ患者さんの治療件数が増加傾向にあります。今後もこのモニタリングを継続し、安全なPCIを行えるように取り組んでいきたいと考えています。