臨床研究・治験管理室では、治験施設支援機関(SMO)と共にヘルシンキ宣言(人間を対象とする医学研究の倫理的原則)ならびにGCP省令(Good Clinical Practice)を遵守し、安全・安心な臨床研究・治験の実施を推進しています。
治験に参加される際には、治験に関する専門知識をもった治験コーディネーター(CRC)が治験に関する診療についてサポートいたします。
済生会滋賀県病院では、診療に伴って取得した患者さんの貴重な個人情報を含む記録や尿・血液等の検査試料、生検組織(内視鏡検査で検査のために採取した組織等)又は摘出組織等の試料が発生します。
それら記録試料等を当院は、医療機関としてだけでなく、教育研究機関として所定の目的に利用させていただきたいと思いますので、患者さんのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
前向き研究(研究を立案、開始してから新たに生じる事象について調査する研究)に患者さんの情報を利用する場合は、書面により患者さんの同意をいただくことといたします。後向き研究(過去の事象について調査する研究)の場合は下記に示しております。
利用目的の中に同意しがたいものがある場合は、当院1階「総合相談室」までお問い合わせ下さい。臨床研究・治験管理に関するお問い合わせは、各診療科までお申し出ください。特段のお申し出がない場合は、上記の利用目的のために患者さんの個人情報を利用することに対して同意が得られたものとさせていただきます。
部門 | 研究課題名 |
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救急集中治療科 | 日本航空医療学会ドクターヘリ・レジストリーへの症例登録事業(No.247) |
救急集中治療科 | 小児頭部外傷患者のCT施行基準および初期診療方針の確立に関する検討(No.227) |
神経内科 | 済生会脳卒中データベース登録による脳卒中医療の解析(済生会医学福祉共同研究)(No.226) |
放射線科 | 小腎腫瘍に対するCTガイド下凍結療法の観察研究(No.220) |
部門 | 研究課題名 |
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神経内科 | 片頭痛患者に対する予防療法後の長期予後への影響について(No.169) |
化学合成や、植物、土壌中の菌、海洋生物などから発見された物質の中から、試験管の中での実験や動物実験により、病気に効果があり、人に使用しても安全と予測されるものが「くすりの候補」として選ばれます。この「くすりの候補」の開発の最終段階では、健康な人や患者さんの協力によって、人での効果と安全性を調べることが必要です。
こうして得られた成績を国が審査して、病気の治療に必要で、かつ安全に使っていけると承認されたものが「くすり」となります。
人における試験を一般に「臨床試験」といいますが、「くすりの候補」を用いて国の承認を得るための成績を集める臨床試験は、特に「治験」と呼ばれています。
治験は病院で行われます。治験を行う病院は、「医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令」という規則に定められた要件を満足する病院だけが選ばれます。
その要件とは
a
が挙げられます。
その他治験について詳しくは厚生労働省ホームページ「治験について」をご参照ください。
※参照: 厚生労働省ホームページ 1.「治験とは」(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/fukyu1.html)
臨床研究・治験管理室へのお問い合わせ
済生会滋賀県病院
5階 総務課内 臨床研究・治験管理室事務局
TEL:077-552-1221
FAX:077-553-8259
E-mail:chiken@saiseikai-shiga.jp