診療科・部門

耳鼻咽喉科

当科は嚥下障害の診断・治療と顔面神経麻痺の治療に力を入れています

当院では平成22年秋より多職種のチームで嚥下障害の治療に取り組んでいます。当初は入院患者さんが対象でしたが、平成23年4月に嚥下外来を開設しました。普段の食事を用いて嚥下内視鏡検査を施行、必要時には嚥下造影検査も行い、その結果をふまえて姿勢や形態の調整および摂取方法の指導を行っています。また近年の嚥下性肺炎(誤嚥性肺炎)の急増をふまえ、平成26年5月からは嚥下性肺炎の方が入院された時点で多職種が連携し介入できる体制を整えました。

 

当科には毎年約60名の顔面神経麻痺の初診があります。治療は主に通院でのステロイド点滴ですが、柳原法10点以下の完全麻痺例については筋電図検査による重症度を考慮して手術も行っています。平成26年4月からはリハビリテーションを導入、マッサージの指導と後遺症予防の訓練を行っています。また平成29年5月からは完全麻痺例に対する入院での高用量ステロイド治療を開始しました。

 

 

 

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