循環器内科
当科では24時間365日体制を整えています
- 当院は三次救命救急センターとして24時間365日体制で緊急対応をしていますので、当科では急性心筋梗塞や急性心不全などの救急患者の割合が高く、経皮的冠動脈インターベンション・経皮的人工心肺補助装置・脳低体温療法・血液浄化法などを駆使して社会復帰を見据えた治療を行っています。また、高度医療だけでなく多職種と連携した心臓リハビリテーションを行うことで、患者さんへの教育・行動変容を積極的に心がけています。
- 平成31年4月より下肢創傷治療センターが開設されました。当院には、膝下動脈を治療できる循環器内科医、創傷を診療できる形成外科医、透析設備が存在し、これらは重症下肢虚血診療において不可欠なものです。
- 私達は、引き続き近隣の病院や診療所と連携し、これからも地域の皆さんに最高の質と結果を大切にした医療を提供し続けていきたいと考えています。
主に以下のような検査・治療を行っています
京都府立医科大学と連携して当院で治療
滋賀医科大学や京都府立医科大学関連施設と連携し迅速な対応
専門医による診療(月曜午後、隔週)【京都府立医科大学 白山准教授、白石講師】
> 不整脈外来について、詳しくはコチラ
急性心筋梗塞が一般的ですが、心不全、狭心症、心臓手術後、大動脈疾患、閉塞性動脈硬化症に積極的に導入(水曜・金曜午後)
専門家による読影とカンファレンス(金曜、隔週)【松下記念病院元副院長 杉原医師】
心房中隔欠損症や大動脈弁狭窄症に対するカテーテル治療は京都府立医科大学と連携
後期臨床研修プログラムについて(循環器内科)
前期臨床研修医制度修了者または終了予定者
3年間(1年目は内科ローテート)
内科全般の研修を深めた上で、循環器専門医を養成する。このため、循環器学会専門医カリキュラムの履修目標をふまえた幅広い知識と経験の習得ができる。
- 内科疾患を幅広く研修し、救急内科疾患の初期治療ができる
- 循環器疾患を幅広く理解し、専門的な知識・技能を習得する
- 循環器疾患患者の診断、治療を適切に行うことができる
- 循環器救急疾患に対応できる
- 循環器疾患の一次予防、二次予防を含めた患者の指導・管理ができる
- 十分なインフォームド・コンセントが行える
- 指導医の下で学会発表、論文投稿ができる
- 循環器専門医の受験資格が取得できる
1年目:
総合診療内科で研修する
2年目:
日本内科学会専門医制度カリキュラムの達成と同時に、以下の項目について経験し、習熟する
- ACLSおよび循環器救急
- CCU管理、心血行動態モニタリング
- 内科および循環器系の薬物療法
- 心臓超音波検査
- 心臓カテーテル検査
- 一時心臓ペーシング
◆救急外来・病棟、循環器病棟での担当医となり、内科外来を週1回担当する
3年目:
日本循環器学会認定循環器専門医カリキュラムの達成と同時に、以下の項目について経験し、習熟する
- 体外循環、血液浄化法
- 心臓リハビリテーション(入院・外来)
- 各種負荷試験
- 心臓核医学検査
- 冠動脈形成術・血管超音波検査
- 永久ペースメーカー植え込み術
◆循環器病棟での担当医となり、循環器内科外来を週1回担当する
- 当院の循環器内科は、緊急検査や治療はいつでも実施できる体制にある。急性心筋梗塞患者の院内死亡率は救命救急センター開設以来5%以下を維持している。年間の心臓カテーテル検査は約600件、冠動脈インターベンションは約200件、心臓超音波検査は約4,000件であり、侵襲的検査、非侵襲的検査をバランスよく実施している
- 学術的にも通常の学会活動はもちろんのこと、京滋心血管エコー図研究会、滋賀臨床動脈硬化研究会、BIWAKO生活習慣病セミナーなどを主催しており、地域ニーズに応じた研究・教育活動の展開の中心的役割を果たしている
- 心臓リハビリテーション(栗東ハートクラブ)、病診連携(湖南循環器カンファレンス)にも積極的に取り組んでいる
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