診療科・部門

小児科

小児科とは

初診の方は、中学生までを対象にしています。手術や特殊な検査などは他科の先生にお願いすることがありますが、お子さんのからだで困ったことがあれば、まずは小児科が相談にのります。
また、妊婦さんが安心して出産できるよう、当院産婦人科と連携し、分娩への立会い、分娩後の診察も行います。

 

> 分娩等について、詳しくは「母子ケアセンター」のページをご覧ください

当科の特徴

こどもの利益を一番に、不要な検査や治療は行わないよう心がけています

風邪や胃腸炎を初め、こどもの病気には自然に治るものがたくさんあります。世界中で、こどもたちにとって侵襲的であった、今までの過剰な診療が見直されています。
一方で、医学の進歩は目覚ましく、こどもたちにとってメリットの大きい新しい検査や治療、病気の予防方法も日々開発されています。

お子さんの苦痛を和らげることのできる検査や治療に漏れがないように、丁寧な問診と診察を行いながら、必要があれば速やかに他科や専門機関との連携をとります。


また、保護者の不安や疑問も解決できるように、経過の説明や再診予約も行います。希望があれば、特別な検査や治療が必要なくても、入院して経過を見ていくこともできます。医師、看護師と一緒に症状の観察を行い、発熱時の対応、水分の取り方、注意が必要な症状など、ご家庭でのホームケアを学んで頂きます。事故、怪我の予防方法や自宅での対応方法などの情報提供にも力を入れています。保護者の方の「ホームケア力」の向上に、お力になれればと思います。

 

> ホームケアの詳しい説明はこちら

 

参考として以下のページもご覧ください。


KNOW-VPD!VPDを知って、子どもを守ろう

主にこんな症状の方を診察しています

  • 発熱
  • 咳、鼻水、呼吸困難
  • 嘔吐、下痢、便秘、血便
  • けいれん、意識がおかしい
  • 頭痛、耳痛、胸痛、腹痛、関節痛
  • 湿疹、蕁麻疹、おむつかぶれ
  • 異物を飲み込んだ
  • 健診(乳幼児健診、学校健診)で異常を指摘された
  • 発育の相談(身長、体重の伸びが悪い)
  • 発達の相談(寝返りや独り歩きの遅れ、言葉の遅れ)
  • 食物アレルギーの相談
  • 夜尿(おねしょ)の相談

主にこんな病気の方を診察しています

  • 感染症: 肺炎、胃腸炎、尿路感染症、髄膜炎、脳炎、リンパ節炎
  • 全身の病気: 川崎病、IgA血管炎(アレルギー性紫斑病)、熱中症
  • アレルギー: 喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー
  • 循環器: 先天性心疾患、不整脈
  • 腎臓: ネフローゼ症候群、急性糸球体腎炎
  • 神経: 熱性けいれん、てんかん
  • 消化器: 肥厚性幽門狭窄症、腸重積、虫垂炎、
  • 新生児: 早産児、低出生体重児、新生児黄疸
  • 代謝・内分泌: 糖尿病、低身長、甲状腺疾患
  • その他: 予防接種、1か月健診